彩雲追月〜くるくる猫目日記・改

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zoom RSS すぐ目の前の奇跡。“曹雪晶 二胡の調べコンサート”にて。

<<   作成日時 : 2012/08/01 23:52   >>

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パソコンが謎の侵入ファイル(?)に侵されて、長らく修理に出していました。
書きたいことが溜まってますが、まず、感動が冷めないうちに・・・
7月29日、二胡の曹雪晶さんのコンサートにいってきました。




場所はN市の千種区、5/RHall&Galleryという、
小ぶりだけどお洒落なホール。
全席自由なので、いい席が取りたいなぁー、
でも外で待つとなると暑いしー・・・結局開場の30分前に着いたら、
涼しい屋内で並んで待つことができ、私たちは15〜6番目でした。
ホールは111席、ステージと客席に段差がなく、
私は演奏者から見て左手、2mあるかないかの至近距離の席が取れました




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昔、薬屋さんの倉庫だったのを改装したのだとか。
待ち時間の間、お手洗いに行ったらなんと
雨が降って雷が鳴っていてびっくり
夕立っぽいけど、家の方も降ってるかしら、洗濯物を取り込んでくれるかしら
などと、所帯染みたことを考えていると、いよいよ曹さん登場−。




《曲目》

前半

1.燭影揺紅  劉天華

2.月夜     劉天華

3.良宵     劉天華

4.悲歌     劉天華

5.空山鳥語  劉天華

6.秦腔主題随想曲  魯日融 趙震霄

7.戦馬奔騰  陳耀星 (ピアノ伴奏あり)


後半

8.二泉映月  華彦鈞

9.流波曲   孫文明 (ピアノ伴奏あり)

10.水郷歓歌  陳耀星

11.山東小曲  原野、何化均

12.豫北叙事曲  劉文金 (ピアノ伴奏あり)
     

アンコール

ラ・カンパネッラ  Paganini (ピアノ伴奏あり)

「ヴェニスの謝肉祭」による変奏曲 Ch.Dancla (ピアノ伴奏あり)





雷の伴奏付きで始まった演奏。
なんか、ドラマチックだわ〜。
観客はほぼ二胡愛好者ばかりだったとおもうけど、
マニアが泣いて喜びそうな中国曲ばかり。
最初の方は劉天華の曲オンパレードで、
数少ない習ったことがある曲は「ああ、そう弾けばいいのね」と。
別に、真似できるわけがないけど、
曹さんの曲の解釈と表現がシンプルで無駄がなく、
なおかつ美しく、深く澄んだ音色は、
もしかしたら同じように弾けるかも・・・という夢を見させてくれるんですよね。
ちょうど曹さんが二胡を習っていた頃、中国は文化大革命のまっただ中で、
叙情的な劉天華の曲は排斥されていて、
30代でようやく取り組まれたそうですが。
曹さんによれば、劉天華の十大名曲の中で“良宵”が一番単純で、飾りがなく、
音そのものをどうやって美しくひくか、難しい曲だと。




曹さんといえば、演奏はもとより、曲間のトークも楽しみで、
今回もトークコンサート()という副題が付いてたんですよね
ぼつぼつとつぶやくように、中国語なまりで、たまに訳がわからないことをおっしゃる。
2009年2月にやはりN市の宗次ホールというところでコンサートをされた時、
あまりの天然なお人柄に茫然自失させられてしまったんです。
今回も、これでこそ曹さん・・・と微笑んでしまうことしきり。
“水郷歓歌”の時、楽譜が長すぎて譜面台に乗りきらず、
片方垂らしたまま演奏し始め、途中で2回も弾きながら手で手繰り寄せ・・・
大きい譜面台用意してあげてよ・・・でも、曹さんだからそれでいい




また、今回のピアノ伴奏は北川美晃さんというかたで、
以前、天華二胡学院の発表会とそのあとのジャー・パンファンさんのコンサート
伴奏を担当されていたのを拝見したことがある。
風貌も端正ですが、ステージ上の挙措全てに神経が行き届いていて、
とても印象に残っていたから、たのしみでした。
曹さんの天然に翻弄されながらも()演奏をこなされ、
“戦馬奔騰”を演奏し終えたときは、
お顔を見合わせて「やったlネ!」という会心の笑みでした。




アンコール2曲は打って変わって西洋クラッシックでしたが、
ここで完全に意表を突かれ、ノックアウトされてしまいました。
なんですかあの技巧は
弦の上を曹さんの指が踊ってる。
楽しそうに蝶々が舞って、色とりどりの光がキラキラ光っているような音。
CDで聞いてもすごいけれど、
でも演奏しているのを実際見ると奇跡のようですわ




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               左:『二胡名曲演奏』何年前の写真?
               右:『Crystallization二胡名曲演奏U』新作
                  まさに曹さんの演奏家人生の結晶のようなCD。
  
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               新アルバムに最後の2曲が収録されていたので
               思わず新旧2枚買っちゃったよ〜。
               サインの添え書き、片方は「謝々」もう一方は「留念」、うふ




このコンサートは、まさに私の理想の二胡演奏会でしたわ。
・マイク無し、二胡の生の音を堪能できる。
・だから伴奏も極力なし、必要ならピアノ、揚琴など一種だけ。
・コンパクトな空間で、奏者と近距離で手元がよく見える。
・曲はマニアックなものがいい。一般ウケするものは不要。
 演奏者の切磋琢磨が感じられる選曲。
・演奏者は熟年の男性ならなお良い。(これは“すり込み”詳しくはコチラ→




  


で、今回はこれで終わりじゃないんです。
その後の曹さんを囲んでの懇親会にも出席しちゃった。
なんと曹さんとお向かいの席に
ああ、なんてことでしょう。
またもや奇跡が目の前に。
ここは一発盛り上がらなきゃ・・・と思いつつ、話題が出てこない。
あの二胡の名手・曹雪晶を目前にして、「お家では中華ですか、日本食ですか?」
なんて聞いてる自分が情けない。
ああ、二胡の奥義を問うてブログに書けば、世の二胡愛好者の鏡になれたのに。
で、とりあえず曹先生(左)と北川美晃さんを両手に記念撮影。




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ここでも目の前の曹さんは少しも偉ぶったところがなく、自然で、
つぶやくようにしゃべり、紙ナプキンをいつの間にかボロボロに丸めてしまったり、
その様が微笑ましく、なんというか、“愛すべき不思議ちゃん”とでも言うべきか・・・。
この方が、先ほど素晴らしい演奏で魅了させてくださった・・・。
ああ、目眩のようなこの感覚・・・


私、今回はっきり分かりました。
これこそが曹雪晶その人の魅力であり、
コンサートがあればまた、何を置いても駆けつけてしまうであろうことが














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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。
曹雪晶さんのコンサート、私も行ってました。
香川から。
すごくよかったですよね。
共感するところ、しきり。
また、どこかでおあいするかも???
まっちゃん
2012/08/27 06:13
まっちゃんさん、コメント有難うございます。
懇親会の時、香川県からみえたと言う方が2人いらして
びっくりしました。そのどちらかの方ですか。
遠くからも呼び寄せてしまうのは、曹先生の凄さですね。
また、きっとお会い出来ますよ。
よろしければブログの方も覗いてみてくださいね。
にこーる
2012/08/28 00:06

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